DOLL 人形達の物語



そう思ってると

さっきまで黙って見ていた旭兔が
あの女が出て言ったドアを見つめながら話す。



「可愛い方ですねぇ」美しい美しい…


確かに、スラッとした少し華奢な体つき
色白い肌、髪は腰まで長くて頭の上に一つに縛っ
ていた、その髪は色素が薄いのか透明感のある綺
麗な薄いミルクティー色だ。

透き通るような色の瞳や赤く塗っていた口紅
化粧っ気が無くてもそれだけで
大丈夫な顔立ちだ。




清楚で儚い感じが旭兔にとって
ドンピシャだったのだろう。



昔っから女ならDOLLも人間も全般好きだった
が、こういった雰囲気の女には本当目がなかっ
た。




そこまで考えて一つの結論に達した。




DOLLの医務室にこの女が居るのは





誰かの女だからか……そして、その誰かが……



「旭兔……あの女、お前の女なの?」


「俺の女なら今頃こんなことしてないですよ」