すると旭兔がニヤリと笑い平然そうに答える。
「俺じゃないですよ?
いくら綺麗どころでも
男を襲う趣味ないですからねぇ」
「……そう、ですか……」
セクハラ紛いで下品な答えに
女は歯切れが悪そうに納得すると
こっちに向き直った。
「……なに」
素直に俺がやったと言うには何故か尺で
ついついぶっきらぼうに答えてしまう。
だが子供が怒られる前に
不機嫌そうに振舞っているように
見えるそれは、俺がしたって言ってる様なものだ
(だいたい、これを外して
俺が死んだとしてもこの人に害はないでしょ?
何びくびくしてたんだろ……)
