DOLL 人形達の物語




「……おはようございます。あの……それ」




そんな旭兔に挨拶を返すと言いづらそうに女がある物を指差す





指をさした方向を目でたどっていくと


俺がさっき逃げるためにとブチ抜いた点滴だった。





「……貴方が?」




チラッと、旭兔を見ながら聞く女。




冷たくなった女の雰囲気に一瞬で部屋が凍りつくように感じた






自分が抜いてしまったのだが何故か冷たい視線を
向けられ続けてる旭兔を見るとなかなか自分がやりました

と言いづらい状況になってしまっている。






(え、これ抜いちゃダメなやつなの?)





だんだん自分がした事の重大さに不安になっていく。