―――――――するとさっきまでにやにやとイヤらしく笑ってた男が急に黙り込む
だが、沈黙だったのは一瞬で男は義務のように
ポツリと言葉を漏らした
「…………今朝方、第七のギルドに怒り狂ってお前を探しに来ましたよ……」
驚き、自然と目を見開いた俺の顔を見て
男は伸びた髭を触りながらお気楽そうな口調や雰囲気には似合わない眉間のシワを濃くする
「ロランス嬢はお前を気に入ってるんです
一生一緒に居るかもしれない相手なんだからもっとなついたらどーです?」
その言葉を聞いてため息が出る。
ついしまったと思いチラッと旭兔と盗み見ると
やっぱり俺の態度が良く無かったのか
さっきより難しい顔をして俺を見……
…睨んでいた。
なついたら?は、もはやこいつの口癖だ
色んなお客を相手にして来たが仕事終わりに必ず旭兔はこの言葉を使う
ひとを猫かなんかだと思ってるのだろうか…
まあ……あながち間違ってはいないけどさ。
