DOLL 人形達の物語



「?」ビクッ


彼女のその激しい吐息に反応したくないのに
彼の正直な身体はつい反応してしまう。




自分の行動でビクッと小さく反応した彼
一喜一憂する彼に一抹の嬉しさを覚える。





が、それもすぐに消え去った




――――――自分がつけようとしていたその場所に
もう別の女の印が刻まれていたからだ。





「――――っ!!!!」





その印を見ては常識な判断なんてものこの女には到底出来ない。



独占欲や嫉妬で埋まっていく心




カーッと頭に血が登り、もの凄いスピードで護身用のナイフであろう
それを自分の着ていた衣類から取り出し



油断していた彼の腹の右下部分に――――――




―――――――――――ザクッ!!





刺された彼はあまりに突然な出来事に


驚く暇もなく痛みでそのまま



ベットに倒れこんだ。