DOLL 人形達の物語

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あぁ、入りたくない。


閉ざされた扉の前でドアをじっと見つめ考える。



入りたくない。



いくらそう思っていてもやらなきゃ
終わらないのが仕事だ。
彼の場合は、生きてくうえで必要な事。


重い気持ちを押しのけて軽く2回ノックをする。




コンコンッ


「……」


…ガチャ



普通は何か自分の名前やら所属する
会社やら一言失礼します。
など言ったほうが良いのだろう




だが無礼な行動とかどうでもいいくらい
早く帰りたい気持ちがいっぱいで

彼はさっさと部屋の中に入る。




「……っ、奏斗!!!!!!!」




ギュッ!!!!





そう自分の名前を呼びながら

恋人のように抱きついてくるのは、今日の客人。