DOLL 人形達の物語


ザアアアァァァァー!!!!




この大雨だ。

このまま助けが来なければ
普通の人間なら命を絶てるだろう。


だが、青年は普通とはちょっと違っていた。



青年は確信していた、自分は死ねないと。
また明日がやってくると。




ザァァァァァ―――――





運命なのか、そこに来たのは一人の女性。




カツンッ


「……はぁ」




憂鬱そうにため息を吐き白い綺麗な手紙を見て
その女性は手で握りしめポケットに入れた


カサッー


そして、一言。

その手紙の相手なのか誰かに向けて別れの言葉を漏らす。



「―――さようなら」



カツンッ


先ほどの青年と同じように手すりに捕まり

ヒールを上手に使い柵の網を登っていった。