ゆる彼はエモく尊い【完】



「結花のも…ちょーだい?」



なんて言って顔を近づけてくるエモ彼。お互いが持つシェイクを飲み合いっこする姿は…きっと傍から見ればバカップルでしかないだろう。


各々、交換して自分で持てばいいものを…飲ませ合いっこしている今の様子をクラスのみんなに見られたらしばらくネタにされそうだ。



「……なんでかな?ただのシェイクなのに、今まで飲んだどんな飲み物よりも美味しく感じる」



真顔でキュンとするようなことを言うのはやめてください。心臓が持ちそうにありません。



「ゆいちゃんと夜デート出来て、幸せ」


「……うん、私も幸せ。今日は来てくれてありがとう」


「ううん、全然……俺の方こそ、突然押しかけてごめんな。」



まぁ、確かに驚きはしたけど……嫌だ、なんて思うわけもない。瀬戸くんに会えるのは理由が何だって嬉しいのだ。



「そろそろ帰ろうか、遅くなったら家の人…心配するよね」



22時半頃、ハンバーガーショップを出て…二人で手を繋ぎながら夏休みの予定を立てたりしながら歩いて帰った。



夏休み……浴衣で花火大会に行けることが、確定しました。