ゆる彼はエモく尊い【完】



バイト先から二人で並んで歩き…近くの公園でお惣菜を一緒に食べることにした。



「これ、全部ゆいちゃんの手作り?」


「ん?あー…まぁそうだね。あとその…おにぎりも」


「……最高すぎる、毎日来ていい?」



全て写真に収めながら”毎日来たい”と言い出したエモ彼。そんなことしなくてもお弁当でよければ毎日作るのに。



「てかさ、今思ったんだけど……」


なんだか複雑そうな表情を浮かべて語り出した彼に思わず身構えてしまう。



「これ…ゆいちゃんの手作りのご飯、俺以外の男の人も食べてるってことだよね?」


「……え…?」


「さっきもサラリーマンの客とか来てたし…俺、見てたよ?」



どうやら瀬戸くんの前に接客した仕事帰りのサラリーマンとのやり取りを見られていたらしい。



「うわぁ……どうしよう、普通に…嫌だっ」



あぁ、どうしよう。普通に……可愛くて困る。