side Yuika...
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学校を出て暫くしてから…ブワッと涙が溢れてきて慌ててそれを袖で拭った。
泣くなんて…みっともない。むしろ笑うべきだ。短期間ではあったが私はとても…幸せだったのだから。
他の人に何を言われても、私と瀬戸くんは確かに恋人だった。その証拠に今もスマホのケースには彼の名前が刻まれているし、その中には彼の写っているプリクラまでちゃんと存在する。
「……好きだったなぁ…」
いや、正確に言えば今も好き。全然好き、大好き
でも…だから。これ以上一緒には居られない。私は彼を満足させてあげることが出来な、、
「……結花っ!!!」
突然、後ろから大声で名前を呼ばれ振り返れば…息を切らして少し額に汗を滲ませた瀬戸涼太が立っていた。



