「……辛いね。結花、本気で瀬戸涼太のこと好きだったでしょ?」
「………分かる?」
「分かるよ。何年親友やってると思ってるの!もうさ、中途半端に謎の付き合い続けるより…サクッと振られてきたら?初恋をありがとうございましたって頭下げて、お礼言うことも忘れずにね」
……そうか、相手が瀬戸くんの場合振られるだけでなくお礼まで言わなければならないのか。
まぁそうか、そうだよな。私みたいなB群女子とSランクの瀬戸くんが二ヶ月近く恋人で居られただけでも奇跡みたいなものだ。
菜摘の言うように、早めに決着をつけよう。私一人が彼を独占するのはもう終わりだ。彼を解放してあげよう。
【一緒に帰れる?】
授業中、瀬戸くんにメッセージを送ればすぐに既読がついて【ごめん、今日友達の誕生日会なんだ】っと…昼と同じような理由で断られてしまった。
まぁそれが嘘でも本当でも、もうどっちでもいい。瀬戸くんとの甘い恋人期間はもう終わった。友達の誕生日会……きっと女の子も居るだろう。
私とはデキないようなキスも、それ以上のことも…もしかしたら他の子とっ……



