ゆる彼はエモく尊い【完】



「……え…それでお弁当、その山岡って男子に食べさせたの?!」


「ん?うん…だって食べたいって言うから、、」


「いやいや、それ瀬戸くんにバレたらまずくない?!彼女の手作り弁当を他の男子に食べられるって…いい気しないでしょ」


「…そう思うなら、、お弁当だけでも受け取るでしょ。そうしなかったのは単純に要らなかったってことだよ」



考えたって瀬戸くんの気持ちなんて分からない。昨日のことがあるし、ただ避けられてるだけのような気がする。



しかし、自分から歩み寄ってあんな風に拒絶されてしまうと……これ以上こちらから歩み寄る勇気は無くなってしまう。



帰りはおそらく、彼のクラスへ行くことは出来ないだろう。



「うーん……上手くいってるように見えたけど。やっぱり瀬戸涼太と結花じゃ経験値が違いすぎたか」



経験値……まさにその通りだと思った。私といるよりいつも一緒に居るギャルやチャラ男と一緒の方が…彼らしく居られるのかもしれない。