「……あ、あの…瀬戸くん、、」
「お〜い、瀬戸〜!!か・の・じょ、来てるよ」
山岡くんの大きな声により、瀬戸くんだけでなく他の生徒の視線まで寄越される羽目に。
注目を浴びながらこちらに向かって歩いてきた瀬戸くんは、私と目を合わせようとしてくれない。
それがたまらなく不安で、今すぐここから立ち去りたい気持ちを必死で堪え─…
「お昼、一緒に食べよう?今日は瀬戸くんの分もお弁当…作ってきたんだ」
手の中のお弁当箱を差し出して、勇気をだして誘った。そこでようやく私と目を合わせてくれた瀬戸くんは……とても気まずそうな表情をしていてその瞬間に、”あぁ、余計なことをした”とすぐに後悔した。
「瀬戸〜…今日はウチらと一緒に食べるって言ってたじゃん〜学食いこーよ」
教室の前方で、財布を手に持ったギャルとチャラ男が瀬戸くんを見て立っているのが見えた。
──…あぁ、消えたい、死にたい、帰りたい



