………終わった、捨てられたんだ。
ガラガラと音を立てて崩れた私の中での瀬戸涼太という存在。一瞬にして視界が揺らいだ私にすぐさま気が付いた菜摘は、
「いや、いやいやいやいやっ!あれはどう見ても、その辺でばったり会ったから一緒に教室まで行こう〜的な流れのやつでしょ!そんな人生終わったみたいな顔しないのっ!!」
バシッと背中を叩かれたことにより、溜まっていた涙がポロリと頬を伝って流れ落ちた。
「瀬戸涼太の結花への愛情は異常だよ?そんなすぐに心変わりするとは思えない……うん、気にするな友よ。」
っと、珍しく励ましてくれた菜摘と共に大人しく自分の教室へと向かった。確かに、根拠もなく疑うのはダメだ。それも昼休みに会って直接聞くのが1番早い。
そんなふうにプラスに考えて…昼休みまで頑張って生きようと意気込んだものの、、
いざ昼休みになり瀬戸くんの教室の前まで来ると心臓がドッキドキで…中々ドアを開くことが出来なかった。
しかし、私が開けなくても内側から廊下へ出てくる生徒によって簡単にドアを開かれてしまい……
「……あ、臼井…………さん」
以前と同じように廊下側の席にいた山岡くんに声をかけられた。



