ゆる彼はエモく尊い【完】


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翌日、少しでも昨日の失敗を挽回したくて早起きして瀬戸くんの分のお弁当も作った。



昼休みにちゃんと話し合おう…初めての彼氏で、キスに対しても免疫がまだまだないので動揺してしまっただけだって…ちゃんと言うんだ。



っと、そう心に決めて家を出た。



学校へ行くまでの道のり、何だかいつもよりも緊張してしまうが…早く顔を見て瀬戸くんと話しがしたかった。




「おはよ〜結花!!あれ?クマすごいけど寝不足ですか?彼氏と夜通しラブコールですか?」



なんて、いつもなら笑って答える菜摘の冷やかしも…今日は全く笑えなくてため息が出る。



「……え、なに?まさかもう別れたの!!?」



なぜそんなゼロか百しか答えが無いのか不明なのですが。喧嘩とかすれ違いという過程は私達には存在しないとでも?



「………ん?っえ…あれって瀬戸涼太?ほら、やっぱり!どう見ても結花の彼氏、瀬戸涼太だよね?!」



瀬戸くんが居る、と興奮気味の菜摘につられ視線を送ると……どこぞの女子と二人で登校してくる瀬戸涼太の姿が、、