ゆる彼はエモく尊い【完】



その後、すぐにスマホを開いて、、


【無事に帰れた…?家に着いたら電話して】



っと、メッセージを送ったものの…既読がついて返ってきた返信が、



【ちゃんと帰れたよ!今日は親がいるから電話は無理かも】


という断りのメッセージで…それがまた私の胸を締め付ける。



拒絶してしまったことにより、失望されてしまったのだろうか?私は彼の過去の女性事情を知らないが…こんなことで泣くなんて、面倒な女だ…っと思われたりした……?



最初は新鮮で面白かったけど、実際に触れてみたら思ったのと違って……重たい女だ、付き合うんじゃなかった……とか、思われたのかな。




初めての彼氏、初めての……好きな人。



──…初恋



皮肉にも、このような状況に陥ってようやく疑惑が確信に変わった。私は瀬戸くんのことが好きだ。いつの間にか大好きになっていた。




でも…だから、、いつも優しくてゆるい彼が向けてくる熱を持った視線は…私にはまだ受け止めきれなくて…少しだけ怖かった。



こんな気持ちは初めてで、どうしたらいいのか分からない。ただ……彼をひどく傷つけてしまったみたいな罪悪感だけが募る。



【……今日はごめんね】



嫌われたくなくて謝りのメッセージを送ってしまったが、それが逆に彼を苦しめていたなんて…恋愛素人の私は知るはずもなかった。