お弁当を食べ終えた後、瀬戸くんは自身のカバンの中から長方形の形をした箱をひとつ取り出した
「これ、お弁当のお礼…良かったら使って」
なんて。いつから準備していたのか…可愛くラッピングされたその箱を手に取り、素直に受け取った。
「……ありがとう、開けてみてもいい?」
彼が頷いたのを確認してから、ラッピングされた箱を丁寧に開封していく。すると中から現れたのは透明のスマホケースで、、
「実はそれ……お揃い」
なんて言って、同じように透明のスマホケースを取り出した瀬戸くん。よく見ると背面にシルバーの文字で名前が刻まれている。
「…ん?"Ryota"って…こっちが瀬戸くんの?」
私が貰ったスマホケースには瀬戸くんの名前が刻まれていて…瀬戸くんの手の中にあるケースには"Yuika"と刻まれている。
「…うん、俺が結花の名前の方を持ちたいから、結花は俺の名前が入ってる方を使って欲しい」
なんと。お揃いで、しかもお互いの名前入りのものを持ち合う日が私にも来るとはっ!



