ゆる彼はエモく尊い【完】



一通り回り終えた頃、お昼時になり…一度水族館を出て近くに隣接している小規模なテーマパークの入口にある噴水の近くでお弁当を食べることにした。



今回の遠足は水族館とテーマパークの一日フリーパスみたいなものが配られていたのでどちらも行き来できるらしい。



とはいえ…私が絶叫系の乗り物に乗れないと告げると瀬戸くんは『じゃあ二人で水族館で一日デートしよう』っと言ってくれたので、私たちはテーマパークへ行く予定をしていなかった。



「……さすがに昼メシまで御一緒するのは申し訳ないんで、、」

「俺たちここから別行動で!!」



なんて言って去っていった瀬戸くんの友人達の周りには既に何人か女子がチラホラ確認できた。


……どうやら上手く女の子を誘うことが出来たみたいだ。



「あー…やっと二人きりになれた。」



心底うんざりした様子で不貞腐れる瀬戸くんが可愛くて…そんな彼に少しでも喜んで貰えたら、っという思いを込めて背負っていたリュックからお弁当を取り出した。