そして迎えた校外学習の日──…
バスで水族館まで向かう車内で、各々お菓子を食べながら普段とは違う私服姿のクラスメイト達との楽しいひと時を楽しむ。
「てかさぁ……実際、どっちから告ったの?やっぱり臼井から?あの天下の瀬戸涼太サマが直々に告ってる姿は想像出来ねぇもんなぁ〜」
「いやでも、教室に来る度に赤面して恥ずかしそうに帰っていく瀬戸涼太を見てると…瀬戸くんの方が結花ちゃんにお熱な気がする。」
「そろそろ一ヶ月経つんじゃね?瀬戸カップルの記念日は俺たちの記念日だよな」
っと、なんともコメントしずらい内容の会話が飛び交っているが全て無視して持参したポテチをバリバリと頬張る。
「色々言われてるけど、なんだかんだ…結花もしっかり女の子だね?そのワンピース、新品でしょ?着てるところ初めて見た……マジで、可愛い」
さすが親友、私の持っている私服事情をしっかりとご存知の様子。普段オシャレに気を使うことなんて無かったが今日ばかりは頑張ってみようと思い…お店の店員さんに色々アドバイスをもらって二時間ほどかけて購入したワンピース。
……自分でもとても気に入っている。
「しかも、いつもよりメイクしっかりしてるし?髪もアレンジしちゃって……これは瀬戸涼太、暴走しちゃうかもな」
暴走って……あの初々しいほどにエモさ全開の瀬戸くんに限って、それはない。



