ゆる彼はエモく尊い【完】



放課後──…



私のクラスの方がHRが終わるのが早かったので瀬戸くんのクラスへと彼を迎えに行く。



彼のクラスの担任は話が長いことで有名で、いつも長々とHRを行っている。その為私がたどり着いた際もまだHRが終わっていないみたいだったので大人しく廊下で待っていることにした。



廊下側の窓が開かれていたので…チラッと中を覗き込めば、中央の列の一番後ろの席で頬杖をついて担任の話をボーッと聞き流している瀬戸涼太の姿を視界に捉えた。




─……横顔が、限りなくエモい



瀬戸涼太=エモの宝庫



そんな方程式を頭の中で浮かべながら、ジーッと彼氏の姿をガン見していると熱烈な視線が彼に届いてしまったのか、ふいにこちらに流れてきた瀬戸くんの視線。



目が合った瞬間、嬉しそうに笑ってこちらに向かって小さく手を振る瀬戸涼太。…あぁ、本当に。彼氏が尊すぎて困る。