ゆる彼はエモく尊い【完】




「……りょーたん?」

『っ、やっぱナシで…!!色々ヤバいから、もう瀬戸くんでダイジョウブです』



色々と何かがヤバいらしい瀬戸くん。よく分からないが「電話、切ろうか?」と問いかけた所、


『それは、もっとナシ!』


っと焦ったように大声を出されたので、大人しく通話を繋げて彼が話し始めるのを待った。



それからは─…お互いのことを各々自己紹介のような感じで言い合って、約二時間ほど通話をしていたことに電話を終えてから気がついて驚いた。



……しかし、その理由は明白だ。



『ゆいちゃんが切ってくれないと、切れない』


「りょーたんが先に切ってよ、お願い」


『いまっ、その呼び方するのはズルいって…』



どっちが切るか問題で長時間、時間を使ったという自覚はある。とてもある。最終キリがないと判断して私が切ってしまったものの、なんだか申し訳ない気持ちが残ったのでメッセージで【おやすみ】と送っておいたのだが、、


【電話ありがとう、おやすみ…結花】


って、これまた返信が来てしまってなかなか眠りにつくことが出来ず…二人して寝不足になってしまったなんてことは、言うまでもない。