ゆる彼はエモく尊い【完】



昼休みが終わりそうになったので、瀬戸くんと二人各々のクラスへと戻った。別れ際─…



「あ…あのさっ、良かったら今日…一緒に帰らない?」



なんてお誘いを受けたので、「いいよ、帰ろう」と返して笑顔で別れた。



クラスに戻れば瀬戸くんとのランチタイムがどのように行われたのか沢山のクラスメイトに聞かれたが、あれは私と彼だけの時間なのでなんだか話すのが勿体なくて…全て無視して黙っていた。




瀬戸涼太と付き合った…なんて一日経っても全然信じられなかったけど、ようやく少しずつ受け入れられつつあった。



なぜ私?という疑問は未だに消えないままだが…彼の私に対する気持ちは嘘では無いというのは一緒にいるとヒシヒシと伝わってくる。



"りょーたん♡"と登録された連絡先を眺めていると自然と頬が緩む。お弁当を美味しいと言って貰えて……嬉しかった。



私が瀬戸くんのことを好きになる日はきっと、もうすぐそこまできている。