ゆる彼はエモく尊い【完】



昼食を終えて昼休みが残すところ5分となった頃…瀬戸くんは再びスマホを取り出した。


「あのさっ…昨日、聞きそびれたんだけど、、」


「あー…連絡先?いいよ、これ…私の番号」



自分のスマホの連絡先画面を表示して瀬戸くんにスマホを渡せば…彼は嬉しそうにそれを受け取り自身のスマホに登録している。



「……いっかい、鳴らしてみていい?」



もちろん、っと頷いて見れせば……スマホを操作して私の番号に発信している様子だった。少しして私のスマホが着信画面に切り替わり、知らない番号が表示される。



「それ、俺の番号だから。登録しといて」



まさか自分のスマホの連絡先の欄に"瀬戸涼太"の四文字が登録される日が来るとは。っと思いつつ、彼は私のことをどのように登録しているのか気になったので……



そのまま、瀬戸くんの番号に私から電話を発信してみた。……すると、、



【 ゆいちゃん♡ 】



という名前が画面いっぱいに映っているのが見えて、同じタイミングで"ゆいちゃん♡"から電話がかかってきたのかと焦った私は慌てて通話をオフにした。



「あ…あの、ごめん……見るつもりじゃ無かったんだけど」


「いやっ……なんて言うか、俺の方こそごめん」



ごめん、と言われたことによってなんとも言えない不安な気持ちが押し寄せてきた矢先…瀬戸涼太はまたぶっ飛んだことを言い出した。