ゆる彼はエモく尊い【完】



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「……え、なにそれ?!指輪…?!まさかペアリングですか?!」


「オソロのスマホケースとか、指輪とか…本当に青春を満喫してますね…お二人さん」


「そーいえば、花火大会二人で行ってたよな?結花ちゃんの浴衣姿…可愛かった!」


「いや、可愛いとか勝手に口にしたら…瀬戸に怒られそうだから黙っとこう」




夏休み明け、私と涼太くんの花火デートを目撃したクラスメイトや薬指に光る指輪にすぐに気がついた女子たちに囲まれ…騒がしい始業式の日を送ることになった。



「二人が付き合ったって聞いた時は衝撃だったけど…今では名物カップル的な存在だよな」


「そうそう…俺も臼井みたいな、純粋でウブな彼女欲しいわ」


「瀬戸と付き合い出してから、なんか色気でたよなぁ…やっぱ瀬戸って女を見る目あるな。適わねぇよマジで」



言いたい放題好き勝手に言われ、何だか肩身が狭くなってきた時だった。