◯愁サイド◯
お風呂から上がったらきりがいなかった
どこに行くかも聞いてない
なんか予定ができたのか?
電話しても出ないしメッセージも返ってこない...
気になってせっかくの生姜焼きも手付かず
勉強しようとパソコンを開いても集中が続かない
もしかして実家に帰った?
...プルルル
『はい』
「おばさん?遅くにごめんね」
『大丈夫よ』
「きり、きてない?」
『きてない...』
「わかった、ありがとう」
『大丈夫?』
「うん、シャワー浴びてる間にでてっちゃって連絡取れないんだ」
『えー
親友のももかちゃんに連絡した?』
「あっ、そういえば俺、こないだ連絡先
教えてもらったわ、かけてみる、ありがとう」
『なんかあったら連絡して』
「うん、遅くにごめんね、おばさん」
電話を切ってすぐ
ももかちゃんに電話をしたけど出ない
もう日付が変わる
きりは明日仕事じゃないのか?
...プルルル
『はぁぁぁーい、愁くーーーん?』
やっと出た...
けど様子がおかしい...
「酔ってる?」
『なにがーーー?
酔ってるかって?わからなーーーい』
周りもガヤガヤしていて騒がしい
どっかの居酒屋だろう
『(おいーきり、ももか
帰るぞ、早く水飲め)』
電話先から男の声がする
ももかちゃんと誰かと一緒にいるんだ
そりゃももかちゃんも電話でないわけだ
「きり、そこにいるやつに電話変わって」
『なーに?そのうちかえるよーーー
愁くんは...明日...デーーーーートだもんね』
「何言ってるんだ、早く帰ってこい」
『かえらないよーーー
今日は泊まるから〜
(誰と電話してんの)
え、幼馴染だよーーー
いま幼馴染の家に泊まってんのぉぉぉ』
「場所が自分で言えないなら電話代われ」
『いやだねぇーーーー
愁...くん...好きだった...のに...
なんでぇぇぇーー彼女...いるのぉぉぉー
なんで...なんで...
(おい、寝るなよ、ももかもきりも寝るなって)』
プープープー
電話が切れた
あそこまで飲むと喘息も心臓も気になるし
なんと言っても彼女ってなんの話だ
そしてそこにいる男は誰だ
やっぱGPSつけとかないと
どうやってきりを回収しよう
お風呂から上がったらきりがいなかった
どこに行くかも聞いてない
なんか予定ができたのか?
電話しても出ないしメッセージも返ってこない...
気になってせっかくの生姜焼きも手付かず
勉強しようとパソコンを開いても集中が続かない
もしかして実家に帰った?
...プルルル
『はい』
「おばさん?遅くにごめんね」
『大丈夫よ』
「きり、きてない?」
『きてない...』
「わかった、ありがとう」
『大丈夫?』
「うん、シャワー浴びてる間にでてっちゃって連絡取れないんだ」
『えー
親友のももかちゃんに連絡した?』
「あっ、そういえば俺、こないだ連絡先
教えてもらったわ、かけてみる、ありがとう」
『なんかあったら連絡して』
「うん、遅くにごめんね、おばさん」
電話を切ってすぐ
ももかちゃんに電話をしたけど出ない
もう日付が変わる
きりは明日仕事じゃないのか?
...プルルル
『はぁぁぁーい、愁くーーーん?』
やっと出た...
けど様子がおかしい...
「酔ってる?」
『なにがーーー?
酔ってるかって?わからなーーーい』
周りもガヤガヤしていて騒がしい
どっかの居酒屋だろう
『(おいーきり、ももか
帰るぞ、早く水飲め)』
電話先から男の声がする
ももかちゃんと誰かと一緒にいるんだ
そりゃももかちゃんも電話でないわけだ
「きり、そこにいるやつに電話変わって」
『なーに?そのうちかえるよーーー
愁くんは...明日...デーーーーートだもんね』
「何言ってるんだ、早く帰ってこい」
『かえらないよーーー
今日は泊まるから〜
(誰と電話してんの)
え、幼馴染だよーーー
いま幼馴染の家に泊まってんのぉぉぉ』
「場所が自分で言えないなら電話代われ」
『いやだねぇーーーー
愁...くん...好きだった...のに...
なんでぇぇぇーー彼女...いるのぉぉぉー
なんで...なんで...
(おい、寝るなよ、ももかもきりも寝るなって)』
プープープー
電話が切れた
あそこまで飲むと喘息も心臓も気になるし
なんと言っても彼女ってなんの話だ
そしてそこにいる男は誰だ
やっぱGPSつけとかないと
どうやってきりを回収しよう



