6:30
朝起きたら愁くんは家を出る直前だった
「おはよう、愁くん
はやいね」
「きりは何時にここ出ると仕事間に合うの?」
「8時かな」
「そっか、ゆっくり準備してゆっくり向かえよ
薬は必ず持って行って飲む
なんかあったら俺に連絡
繋がらない時は病院に連絡
わかった?」
「うん」
「鍵はこのカードかざすとあくから
無くすなよ〜
じゃあな、いってきます」
「いってらっしゃい」
私もちょっとずつ準備をして仕事に向かった
家から通うよりほんの少しだけ遠いけど
許容範囲内
食欲はないけど体調はそこまで悪くなく
発作もでずに仕事をこなせた
定時の5時に上がって
近くのスーパーで少し買い物を済ませ愁くんの家に帰った
まだ家主は帰ってきてない
シャワーを借りて軽く浴びて
ご飯を作った
今日のご飯は私の大好き
生姜焼き
とご飯も味噌汁とサラダ
普通のご飯
作り終わって8時
愁くんから連絡もないし先に食べることにした
2口...3口
もう食べれない...
大好きな生姜焼きでも食べれない
やっぱり身体おかしい
...ピンポーン
インターフォンがなった
「はい」
「お荷物お持ちしました」
配達が来たみたい
オートロックを開けて上に上がってきてもらった
「でかっ」
届いたのはベッド
組み立てなければいけない
「ありがとうございます。」
ご飯の片付けをして箱から出して
できる限りの組み立てをはじめた
部品を取り出すのに一苦労
気づけば1時間が過ぎていた
疲れた...
少し息があがってるけど休憩すれば良くなりそう
ソファに座って一息ついた



