準備は終わった
とりあえず1週間分ほどの荷物を詰めた

足りなければ取りに来れる距離だし
愁くんの家の近くは駅近だから色々お店もある

「お父さんー!!!」

キャリーケースが重たくて下におろせない

「どうした?」

「キャリーケースおろしてくれない?」

「おう」

さすがお父さん
軽々と1階に荷物をおろしてくれた

「ありがとう」

「気をつけてな」

「うん
愁くんが仕事で病院に泊まりの時は帰ってくる」

「わかった、待ってる」

「あれ?お母さんは?」

「お風呂
もうそろそろ上がってくると思うけど...」

その会話を聞いてたかのように
脱衣所からお母さんが出てきた

「荷物まとまった?」

「うん」

「そう、じゃあ気をつけてね」

「おばさん何かあったら連絡するから」

「わかった、愁くんよろしくね」

「うん
じゃあきり、行こう
明日も早いし」

「...うん」