一階におりてリビングに行くとおじさんがお風呂から上がってソファでくつろいでいた

「おじさん、ちょっといい?」

「うん、どうした?」

おじさんは触っていた携帯を置いた

「おばさんは?」

「お風呂入ってる」

「そっか」

おじさんの隣に座ってソファ横並びに座った

「きり、うちにきてくれるって
いま、2階で準備してる」

「お母さんから少し聞いた
俺は2人がいいなら何も言うことないよ」

「そろそろきりに告白しようと思う」

「そっか...きりと愁くんが...感慨深いなぁ
でもあいつ彼女にすると苦労するぞ」

「そう?俺には可愛くて愛しくて好きすぎてたまらない」

「ははっ、ありがとう」

「病気のことなんだけど...
やっぱり順調に良くなってるとは言えない
でも今のきりを無理やりどうこうは厳しいと思ってる」

「飯もあんまり食えてないってお母さんが心配してた」

「そうなんだよなぁ
でも心因的なもんなのか体調悪いのかも
ちょっとまだ掴めてない」

「ごめんな、面倒かけて」

「いや、そんなことない
俺は大丈夫
なんかあったらすぐ連絡するから
おばさんにもおじさんにも」

「わかった、よろしくな、愁くん」

「うん」

おじさんにも話せたしあとはきりに告白するだけ...
ただ前なような笑顔を見ることもなく医者の俺を敵視してる気がする

どうやって担当医を続けながら昔と同じような関係に持っていけるだろうか