幼馴染はお医者さん


「おはようきり、入るよ」

はぁ、、、もう朝なのか。
知らない間に眠ってたなぁ

愁くんの声で目覚めた

今何時だろう

携帯で確認すると朝の7:30

何時間寝たかわからないけど
とっても目覚めがいい

ただ気分は悪い

「朝の回診はあとで俺がみにくる
もうすぐで朝ごはんくるから
ちゃんと飯食え、食ってなければ
その時に点滴する」

「...」

わたしは愁くんを無視して歯磨きや洗面をしに
部屋を出た

こんなまずいご飯
いつまで続くかわからないのに食べる気しない

イライラしながら
トイレや洗面、歯磨きを済ませたらすぐ
朝ごはんが配膳されていた

今日に限って嫌いな納豆
でも食べないと点滴って言われた

流石に自由がなくなるし
なるべくしたくない

バレないようにビニール袋に
ご飯や納豆を捨てて汁物は
仕方なくそのまま下膳した

退院のためにきちんと飲んでた薬も
一緒にビニール袋にいれて
病棟から少し離れたゴミ箱に捨てた

ベッドに戻って
少しゆっくりしてると回診の時間になって
愁くんと看護師さんがきた

「ちゃんと飯食えたか?」

「...」

「今日は心臓の検査を何個か受けてもらう」

なんで心臓?

今まで喘息の検査や治療は受けたことあったけど
心臓が悪いと言われた事もないし
検査もしたことがない

「結果が出たら詳しく話すから大丈夫」

大丈夫って何が大丈夫なの
私の身体になにがおきてるの?

怖い...

病気で怖いと思ったのは久々だった