幼馴染はお医者さん



...プルルル

「はい」

『愁くん?』

きりのお母さんから電話がかかってきた

「おばさん、どうした?きり帰ってきた?」

『違うの。きりの居場所がわかったわ。
きりの幼馴染のももかちゃんって子がいるんだけど
その子の家にいるみたい』

「きりから連絡きたの?」

『ももかちゃんから連絡がきた。
きりには秘密で連絡くれたみたいなの。』

「そのももかちゃんの連絡先教えて欲しいんだけど...」

『ちょっと待ってね。ももかちゃんに聞いてみる。
一旦きるね。』

とりあえずきりの居場所がわかっただけよかった。

電話を切ってすぐに
きりのお母さんからメッセージがとどいて
ももかちゃんの電話番号がきた。

...プルルル


『はい』

「きりの幼馴染でいま担当医している高橋 愁です。きりのお母さんから連絡もらって電話してるんですけどももかちゃんで合ってますか?」

『はい、あってます。
きり、うちに来ました。』

「聞きました、ありがとう。
とりあえず無事がわかったから安心しました。」

「今の所いつも通りのきりだから大丈夫だと思います。きりに病院に戻るように言った方がいいですか?」

その事については
すごく悩んでいる。

戻してもう少し安定するまでそばにおきたい。

ただ無理に入院させてもきりの気持ち的に負担が大きい。

「とりあえず電話変わってもらえる?」

『わかりました。ちょっと待ってください』

「ありがとう」