なかなか夜が眠れず
携帯で映画やドラマをみたり
小説を読んだり
してるうちに夜中2時を迎えていた
看護師さんが数時間に1回
巡視で見に来るけど
カーテン開けて様子を見るだけ
入院中は体力も使わず
眠気もこない。
あとは病院の雰囲気が慣れない
1日でも早く家に帰りたい。
考えてるうちに涙が出てきた
気分転換を兼ねてベッドを出て
真っ暗な病棟の廊下を歩いた
涙が止まらない
家に帰りたい。
一人は寂しい
病棟の中に
病室とは別にデイルームがあって
昼間はテレビがついていて賑わっている
夜は当たり前だけど誰もいなくて今の私にはちょうどいい静けさと暗さ
1人になりたい
けどひとりぼっちは寂しい
デイルームでぼーっとしてると
遠くから誰かが歩いてくる足音が聞こえてきた
巡視中の看護師さんだろう
ここの看護師さんは
私にはなにも言ってこない
「なにしてんの」
「えっ」
声の主は愁くんだった
「こんな遅い時間になにしてんの」
泣いているのがバレないように急いで涙を拭いて愁くんをみた
「病院だと寝れないの」
「まぁきりは真っ暗だと寝れないもんな」
「...」
「でもここだと寒いし
寝ないと体力戻らないからベッドに入ってゆっくりしてて」
「明日家に帰る」
「無理だ」
「病院にいたくない」
もう限界だった
これ以上いると狂いそう
「まだもう少しいてほしい」
「明日帰る。」
医者の愁くんにいくら言ったって
私の気持ちはわかるはずない
デイルームを出て部屋に戻った
愁くんは私の後ろを何も言わずについてきた
「寝れないなら眠りやすくする薬飲む?」
「いらない」
「俺、明日は少し忙しい
一緒に帰ることはできない。
中庭に少しだけなら出て気分転換してもいいから
病院からは出るな。
いいな?」
「嫌だ」
「きり」
「...」
「はぁ」
布団を頭まで被った私に
ため息をついて部屋を出ていった
別に愁くんの忙しいは関係ない
帰りたい時に勝手に帰るから気にしないで。
結局その後も一睡もできずに朝を迎えた
携帯で映画やドラマをみたり
小説を読んだり
してるうちに夜中2時を迎えていた
看護師さんが数時間に1回
巡視で見に来るけど
カーテン開けて様子を見るだけ
入院中は体力も使わず
眠気もこない。
あとは病院の雰囲気が慣れない
1日でも早く家に帰りたい。
考えてるうちに涙が出てきた
気分転換を兼ねてベッドを出て
真っ暗な病棟の廊下を歩いた
涙が止まらない
家に帰りたい。
一人は寂しい
病棟の中に
病室とは別にデイルームがあって
昼間はテレビがついていて賑わっている
夜は当たり前だけど誰もいなくて今の私にはちょうどいい静けさと暗さ
1人になりたい
けどひとりぼっちは寂しい
デイルームでぼーっとしてると
遠くから誰かが歩いてくる足音が聞こえてきた
巡視中の看護師さんだろう
ここの看護師さんは
私にはなにも言ってこない
「なにしてんの」
「えっ」
声の主は愁くんだった
「こんな遅い時間になにしてんの」
泣いているのがバレないように急いで涙を拭いて愁くんをみた
「病院だと寝れないの」
「まぁきりは真っ暗だと寝れないもんな」
「...」
「でもここだと寒いし
寝ないと体力戻らないからベッドに入ってゆっくりしてて」
「明日家に帰る」
「無理だ」
「病院にいたくない」
もう限界だった
これ以上いると狂いそう
「まだもう少しいてほしい」
「明日帰る。」
医者の愁くんにいくら言ったって
私の気持ちはわかるはずない
デイルームを出て部屋に戻った
愁くんは私の後ろを何も言わずについてきた
「寝れないなら眠りやすくする薬飲む?」
「いらない」
「俺、明日は少し忙しい
一緒に帰ることはできない。
中庭に少しだけなら出て気分転換してもいいから
病院からは出るな。
いいな?」
「嫌だ」
「きり」
「...」
「はぁ」
布団を頭まで被った私に
ため息をついて部屋を出ていった
別に愁くんの忙しいは関係ない
帰りたい時に勝手に帰るから気にしないで。
結局その後も一睡もできずに朝を迎えた



