「きり!きり!」

声をかけても意識がない。

酸素濃度を測りたいが何も持ってない。

「吸入は?」

「吸ったけどダメだったの」

「病院に行こう。
きりにさっき会ったけどもう限界だと思う。」

「きりを助けて...」

おばさんも泣いて足の力が抜けた

「大丈夫、おばさん」

すぐに救急車がきて
きりを俺の病院に運んでもらった