「あっ…ごめん!いや、凪琉が女子の隣で飯食ってるのって何か新鮮でさぁ」
横目で隣に座っている成川くんを見ると、彼は日替わりランチを食べ終えたみたいで食器をまとめているところだった。
「山田ウザい…絃に絡むな」
「絃ちゃんって言うの?え…凪琉の知り合い?」
タラちゃんの一言により、彼が山本くんではなく山田くんだということが判明した。
「ってか、さっきのアレ…どういう意味?絃ちゃんの顔見て1号とか何とか言ってたじゃん。1号ってことは2号もいるの?」
勝手に“絃ちゃん“と呼ばれたことに少しイラッとしたが、そんなことよりも今は……
もうこれ以上、“1号呼び“について突っ込んでくれるな…っと心の中で願っている私の思いなど、山田くんには微塵も伝わっていないみたいで、、
「もしかして、」っと山田くんが追加で何か口にしようとしたところで─…
「2号も3号も、この先作る予定ないから」
そんな意味深な言葉を成川くんが口にしたことで、山田くんは更に目の色を変えた。
「…え、なにそれ?つまり絃ちゃんは凪琉にとって特別な存在ってこと?」
“特別な存在“という山田くんの言葉に、胸がドクンと高鳴る。成川くんは一体…なんて答えてくれるんだろう?



