──────ギュッと、包まれた。
入江さんの甘い体温。
それは、パンケーキのように、
とても柔らかくて、ふわふわしてて。
幸せな気分になっていると............
「...............パンケーキ、食べる?」
私をほんの少し離すと、
なんの脈絡もなくいきなりそう言う入江さん。
「パンケーキ.........ですか?」
「そ、パンケーキ。千歳に習った」
「...............千歳くんに、」
私と千歳くんが最後に会ったのは、
入江さんと2人きりの夜を過ごした、あの雨の日。
どういう関係か...............入江さんは気になったかもしれない。



