今日も世界は愛で満ちてるというのに私の世界に愛は無い~愛を知らない私は愛を乞う


 学校に行けるようにならば、ここに来る必要は無い。確かにそうだが、そうでもない。
 
「涼花ちゃん、ここは相談者の悩みや問題を解決したりする場所ではあるけれど、その人しか来れない場所では
無いんだよ。いつでも遊びにおいで」

 そう言うと、涼花ちゃんはホッとした顔をしながら、泣き笑いの表情を見せた。


 
 わたしは最近『ラビリンス』に通い出した。

「あんたそろそろ歩夢くんと仲直りしたらどうなの?」

 カウンターに突っ伏した状態で徹子ママの声を聞き流す。

「全く、何の意地張ってんだか……歩夢くんはあんたの全てを受け入れるって言ってんだから、素直になんなさいよ」

「…………」

「私を無視するなんて良い度胸じゃ無い。そんな子はここから出て行きなさい」

 私はのそりと立ち上がり、店を後にした。

 最近はこんな感じでお店から追い出される。徹子ママも心配して言ってくれているのは分かっているが、今はその言葉が重くのしかかる。