今日も世界は愛で満ちてるというのに私の世界に愛は無い~愛を知らない私は愛を乞う


 そうだった……僕がいつも愛花さんの言葉で顔が赤くする時は、愛花さんが僕に好意を寄せるていると思わせる行為の後だ。その言葉を言った後、必ず寂しそうな、悲しそうなそんな顔をしていた。

 あれは心からの言葉では無かったんだ。

 僕はそれを真に受けて、愛花さんを追い詰めた?

 僕が嬉しそうにすればするほど、愛花さんは悲しかったに違いない。

 バカだな。

 こんな事に気づかずに愛花さんに悲しい思いをさせて、自分だけが愛せる喜びに浸っていた。

 最低だな……。

 僕はこれからどうすれば良いのだろうか?

 徹子ママが出してくれたクラフトビールを、グッと喉に流し込む。苦みが口いっぱいに広がってから、シュワッと消えていった。

 これから僕に出来るとは何だろう。

 クラフトビールのビンを握りながら黙っていると、徹子ママがヒントでも出すように呟いた。