自分の部下であろう塚田の話だけを聞き、こちらの話しも聞かずに、お前も悪いのではという酒賀という男に愛花は呆れた。
何を言ってんだこいつ。
こんな奴が上司とかありえない。これでは歩ちゃんが虐められていても、気づかないか、気づいていても見て見ぬ振りをするだろう。
愛花は思わず、低い声を漏らした。
「はぁ?こっちは悪くないと思いますけど?塚田さんが勘違いして掴みかかってきただけですし。吉川とか言う気持ち悪い女にも興味ないし」
塚田が私の胸ぐらをもう一度掴んだ。
「お前ふざけるなよ!ゲイのくせに、お前の方が気持ち悪いんだよ」
「塚田その手を離しなさい」
酒賀部長が塚田の手を掴み落ち着かせようとしているが、私は更に塚田を煽った。


