私達は約束をしたわけでも無いのに、こうして週末会っている。思いのほか歩夢とは気が合ったと言うのもあるのだが、それは歩夢も一緒のようだった。
「愛花さんは僕の光なんです」
「「はぁ?」」
唐突に何言ってんだこいつ?と、私と徹子ママの口から低いはぁ?が飛び出した。それに気づかずに歩夢は早口で意味不明なことを言い出した。
「愛花さんは僕の光、未来、太陽、天使。愛花さんは僕の全てになって僕の隣にいる。ああ……幸せすぎる。こんな日が来るなんて、始めてここに来た日は死んでしまいたいと思っていたのに……。僕の世界は愛花さん一色で……尊い、尊い、尊い……」
ブツブツと呟く様に喋る歩夢は、ニヤリと笑いながら怖いことを言っている。最後の方の言葉は消え入るようになっていき、何を言っているのか聞こえなかったが、歩夢は嬉しそうに口角を上げ、顔を赤くさせた。
何て言ったんだ?
最後なんて言ったんだ?


