今日も世界は愛で満ちてるというのに私の世界に愛は無い~愛を知らない私は愛を乞う


 *番外編*歩夢の苦悩

「愛花さんの言動ってどうなっているんですかね?」

 僕は徹子ママの前で溜め息を付いた。

「あら、歩夢くん何かあったの?」

 僕はコクリと頷き、徹子ママに愚痴った。

「愛花さんて、言動がやたらとイケメンじゃないですか?」

「ああ……そうね。あの子は昔からああだったわよ。それに、やたらと人たらしよね。無自覚で人をたらし込む天才」

「そうなんですよ。僕はそれが心配で……心配で……」

 愛花さんは無自覚な人たらしだ。

 おかげで男性にも女性にも好かれやすい。

 そんな愛花さんは人を引き寄せる。

 それだというのに自分がどれだけ人を寄せ付けるのか分かっていない。愛花さんが一歩でも外に出れば、愛花さんは人々の視線を浴びる。何故か立っているだけで愛花さんは目立つ。

 オーラというのだろうか?