今日も世界は愛で満ちてるというのに私の世界に愛は無い~愛を知らない私は愛を乞う


 私は人を愛することが出来ない。

 しかしこの気持ちは……。

 この思いが……愛おしいと言う気持ちなのだろうか?

 私にはこの感情がなんなのかは分からないが、これが愛情であってほしいと思った。

 この温かな思いがあれば、歩夢と共にこの子を育てていける。

 私は私の元にやって来てくれたこの子を、心から愛せなくても守り抜こうと心に決めた。

「愛花さん、この子の名前はどうしますか?」

「ふふふっ、もう決めてあるんだけど、私が決めちゃっていい?」

「愛花さんが決めたなら、それが良いと思います」