痛みと痛みの合間に、私は歩夢に陣痛が来たことを伝える。
「歩ちゃん、陣痛……っ……病院行かないと」
「大変だ!すぐに車に入院用の荷物を運びます。あっ、病院にも電話をしないと」
歩夢はテキパキと病院へと行く準備をすると、私をお姫様抱っこで抱え上げ、車に乗せてくれた。病院に着くと、準備を整えていてくれた助産師さんに出迎えられ分娩室へと向かう。分娩室に入ると分娩監視装置が巻かれた。これを付けることで、胎児の心音と、子宮の収縮を確認することが出来る。この機械に使用することによって胎児の心音が分娩室に響き渡った。
ドクンッ、ドクンッ、ドクンッと、赤ちゃんの心音が聞こえてくる。元気に心音を奏でる我が子の状態に安心した。
「さあ、お母さん頑張りましょうね。赤ちゃんも今、頑張っていますよ。長い戦いになるけど、私達がしっかりサポートしますからね」
「よろしくお願いします」
私が助産師さんにしっかりと返事を返すと、助産師さんが笑顔を見せてくれた。


