私はあなたに恋してます

chapter.6『暴走族との恋』


『桜智〜』

『紅龍くん』

この人は私の彼氏

全国No.1暴走族の総長している

『今日さ、一人で帰ってと言ったけど、やっぱり俺がついてた方がいいかなと思って…久しぶりになんも用事がねぇから帰ろうぜ』

紅龍くんと帰るのなんていつぶりだろ?

最近は族の方で話し合いばかりだったから、一緒に帰れるなんて

私は内心ウキウキ気分でいた

だって、誰だって彼氏、彼女と一緒に帰りたくなるもんでしょ?

私だってそれだもん

それに紅龍くんが居たら、怖い人がいても追い出してくれたり返り討ちしてくれたりするんだよね

『桜智、なんかいつもより可愛いんだけど』

『え、気のせいじゃない?』

急に褒めたられたから声が上ずっちゃった

『そうか?』

『ほら早く帰ろ?』

そう言い、紅龍くんの腕を引っ張る

『桜智、そんな引っ張ると袖伸びちゃうって』

強く言ってるけど、こういう時の紅龍くんは喜んでる証拠