『ねぇ、新弥くん。なんでそんなに頭がいいの?』
『んー、俺にもわかんねぇ。だけど困ってる人がいた時は助けてあげられるようにかな』
中学二年生の夏、期末テストが迫っていたある日
くるみと俺は何事もなく普通にいつものように俺の部屋で勉強するのが日課となっていた
そして、勉強に疲れ出した頃
くるみがこういった
『ねぇ、新弥くん。好きな人いたりする?』
机に顔を伏せたまま、だけど目は俺の方を向いていて、キラキラした目で見つめてきた
『好きな人?さ、さぁな』
『そっかー、私は新弥くんの事いいなーって、好きだなーって思ってる』
ドキッと俺の心臓が跳ねたのが分かった
『な、なんでそんなこと言うんだよ』
『本当のことだもん。でも、新弥くんはそうじゃないんでしょ?』
『え、いや、あの』
言葉が上手く出ないでいると、くるみが俺に抱きついてきた
『く、くるみ』
『新弥くん、大好きだよ。くるみと付き合って欲しいな』
告白された時になぜ素直に『わかった』と言わなかったのだろうか
『んー、俺にもわかんねぇ。だけど困ってる人がいた時は助けてあげられるようにかな』
中学二年生の夏、期末テストが迫っていたある日
くるみと俺は何事もなく普通にいつものように俺の部屋で勉強するのが日課となっていた
そして、勉強に疲れ出した頃
くるみがこういった
『ねぇ、新弥くん。好きな人いたりする?』
机に顔を伏せたまま、だけど目は俺の方を向いていて、キラキラした目で見つめてきた
『好きな人?さ、さぁな』
『そっかー、私は新弥くんの事いいなーって、好きだなーって思ってる』
ドキッと俺の心臓が跳ねたのが分かった
『な、なんでそんなこと言うんだよ』
『本当のことだもん。でも、新弥くんはそうじゃないんでしょ?』
『え、いや、あの』
言葉が上手く出ないでいると、くるみが俺に抱きついてきた
『く、くるみ』
『新弥くん、大好きだよ。くるみと付き合って欲しいな』
告白された時になぜ素直に『わかった』と言わなかったのだろうか



