私はあなたに恋してます

chapter.1『先輩へ告白』


『ねぇ、みか。あのね?』

私の親友ゆりが突然顔を赤らめながら私に聞いてきた

『どうしたの?ゆり』

そう聞いてみたが、モジモジとしたまま返事がない

私は頭の中に(?)を浮かべながら、ゆりにもう一度聞いてみた

そしたら
『あ、あのね。この高校に小濱先輩っているじゃん』

小濱先輩は私も聞いたことがある

噂では

『"顔はいいのに、女遊びが激しい"』だの

『"先輩に告った女は必ずその場で振られる"』だの

どれも聞いていて後味が悪い噂ばかりだ

『小濱先輩…いるね?サッカー部エースの』

『あのね、ゆりね?その小濱先輩に告ってみようと思うんだ』

えっ

『はぁ?』

『ちょ、そんな大声出さないでよ』

『ご、ごめん。ゆりだって聞いたことあるでしょ?小濱先輩の噂』

そうきくとゆりは
『知ってるけど、それでも好きなんだもん。だからね?先輩のところ行くの緊張するから、ミカにも着いてきて欲しいなって』

親友の告白現場を間近で見るのは初だけど

『もう、わかった。ゆりがそこまでいうなら』

『ありがとうーっみか!』

やっぱりゆりは可愛い