ベランダ越しに花束を

少し歩くと、墓場が見えてきた。

その前で光琉は止まった。

「お墓参り?」

「うん、ちょっと待ってて」

そう言うと光琉は小走りで墓場に行き、ある墓の前でしゃがんみ、さっき買った花束をお供えした。

光琉は手を合わせて、そのまましばらく動かなくなった。