「どうして焦ってるの?」
足早に歩きながら芽沙が心配したように私の顔を覗きこんできた。
「探しに行かないといけな子がいるのっ」
「……わかった」
芽沙はそれだけ聞くと黙って着いて来てくれた。
本当はあまり他の人に話す事はしたくない。
だから芽沙の対応は正直ありがたかった。
ごめんね、芽沙。
心の中で謝りながら前に進む。
くるみちゃんがいそうな場所は前に一回だけ手紙で教えてもらった事があった。
くるみちゃんはいつも何かあった時には"ある場所"に行くらしい。
早まらないで、くるみちゃん–––。
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