案内と言っても図書室だけ。
本館よりは全然小さい図書室な為すぐに終わった。
「まぁ、こんな感じかな?」
「案外色々な物が置いてあるんだね」
「まぁ、確かに色々な物はあったね……埃かぶってたけど」
前は、ここは物置として使われていた。
だからその名残でまだ色々な機材やらなんやらが残っている。
邪魔にならない程度なら全然構わない。
「それじゃあ早速今日から仕事してもいい?」
張り切りながら右肩にかけていたトートバッグを見せてくる。
さっきから気にはなっていたけど、まさか生徒会の仕事の資料が入っているなんて……
「全然いいよ!私もやりたい事あったし」
「本当!?ありがとー」
芽沙が使うのは本などが置いてある場所の奥の部屋。
あそこは特に何も使われておらず、放置されていた。
「うんっ」
ルンルンな足取りって奥の部屋に入っていく芽沙。
じゃあ私も始めようかな!!
いつもの定位置につき、昼休みに見れなかったお悩み相談の書かれている紙を開く。
この子は一年生の女の子。
この子の悩みはいじめにあっているって事。
私がこれを聞いた時、ものすごく驚いた。
もちろんすぐにアドバイスを書き、教室まで見に行ったりもした。
先生に伝えたりもしたのだが、彼女の本当の苦痛はこれからだった。
彼女は家族にこの事を言えていなかったらしい。
だから今日までずっと文通が続いていた。
今日はどうしたんだろう?
前はなんだか前向きな事が書かれていたから大丈夫なのかと思っていたんだけど。



