放課後になり、図書室前に行くともう芽沙が立っていた。
「ごめんっ待った?」
「うんんっ全然今来た所!」
「そっか、じゃあ早速入ってー」
ここは別館。
だから誰も来ることがない。だから今日だけは昼休みのうちに空けといた。
本当は、閉める時間がなかったんだけど。
ここは少し本館から遠い、だから予鈴がなったらすぐに動き出さないと間に合わないのだ。
「うわぁ……」
中に入ると、芽沙はびっくりしている。
「面白い物は何もないよ?」
本当に、ここにあるのは本だけ。
面白い物なんてこれっぽっちもない。
「すごい……もうここには本は置いてないって聞いてたんだけど、全然ある……」
あーそれは
「ここにあるのは大半が時雨家の物なんだよね」
「えっそうなの!?」
これが家の所有物とは思わなかったのか、目を見開いて驚いていた。
ふふふっ芽沙は本当に表情豊かだなぁ。メガネとって欲しいぐらい。
「さてと、そろそろ案内始めようか!」
「はいっよろしくお願いします!」



