「はいっ出来上がり」
ほんのちょっとの寝癖だったからすぐに直すことができた。
「ありがと」
「はーい」
嬉しそうにニコニコする秋君に母性反応がくすぐられる。
「じゃあ食べるよ」
「うん」
リビングに行き、2人でご飯を平らげた。
うんっ今回も美味しくできたはず。
「ご馳走様」
秋君はいつもご飯を食べるとすぐに食器を下げてくれる。
あっそうだ今日は帰り遅くなるから伝えとかなきゃ。
「秋君今日帰り遅くなるー」
「ん?なんでだよ」
別に大層な理由じゃないけど……
「今日、芽沙に別館の図書室を案内するの」
「あっそ、あんま遅くなんなよ」
父かよ
「わかってる」
もう子供じゃないんだから。
そんなに遅はないだろうし。
多分芽沙に図書室を案内して、お悩み相談のアドバイスをポスティングしたら帰れる。
「おい、早く準備しろ」
「う、うん」
秋君に諭され、急いで食器を下げ学校へ行く準備をする。



