やばっ怒らせちゃったかな……?
けど会長がお構いなしに話し出すので、まぁいいだろうと思うようにした。
「今日来てもらったのは君が、掲示板お悩み相談のアドバイザーだから」
そう言って不適にニヤリッと口角をあげた会長。
えっなんで?バレてるの……
と、とにかく否定しないとっ
「わ、私な訳ないじゃないですか」
急な展開にオドオドしてしまい、逆に怪しまれてしまっているかも。
「なんで?」
「だって、そのお悩み相談、私が中学の時にはありましたよね?」
「うん」
「そ、それなら私にできるわけないじゃないですか」
「まぁそうなんだけど、何も君一人と言ってる訳じゃないよ」
えっ?
会長は全てを見透かしたように話し出す。
「君が誰かから引き継いだんじゃないかって思ってるんだ」
「なっ」
どうしてそこまでバレて……
「で、どうなの?」
全てが図星で何も言えなくなる。
「やっぱりそうなんだ」
私が無言でいるのを肯定と見なしたのか、会長は嬉しそうに呟いた。
でも、どうしてここまでバレてるの?
私の疑問を汲み取ったのか、秋君が会長に問いかけた。
「なんで、わかったんだ?」
あれっ秋君私が掲示板お悩み相談のアドバイザーだって知ってたんじゃ…?
「あぁそれはね」
秋君も私の事は知らなかったのか、会長の次の言葉を待っていた。



